初心者(?)の方へのお奨めルアー
2011年 7月 1日 - カテゴリー: てきと丸のウンチク集
今回はCapt. Akiの独断と偏見で、質問の多いお勧めルアーを紹介します。
前置きが長いので本題までスクロールダウンしてもOKです。笑
前回のカラーのウンチクでも何度も書きましたが、釣りで重要なのはアプローチです。アプローチとはつまり、魚の居るであろう場所、魚の視線の向き、捕食している餌、捕食するレンジ(水深)等を想像し、そこにベストマッチしたルアーを投げ、ラインスラックを上手くコントロールし、狙いのレンジを上手く通して喰わせるまでのプロセスの事。アプローチが正しければおよそどの様なルアーでも魚は釣れると私は考えています。
私の一番嫌いな言葉が、「このルアーじゃなきゃ釣れない・・・」です。勿論、ルアーを作る側の立場の人間は「このルアーじゃなきゃ釣れない」とか、「このルアーじゃなきゃ獲れない」という様なルアーを目指して日々開発を行っているものだと思います。逆に、その様な気概で作ったルアーではない限り、良いルアーは誕生しないのでは・・・とも思います。しかし、ユーザー視点で考えると、その言葉はルアーに頼りきった釣りをしている事の証明とも言え、それ故に、私が嫌悪感を感じてしまう言葉なのです。その原因となっているのが釣りメディア。勿論メディアには通常スポンサーがついていて、その究極の目的は世間の皆様に良い釣りをしてもらう事ではなく、自社製品を売る事なのです。なので各プロ達が自分と金銭的に関わりのあるルアーを奨める際によく使う言葉でもあります。
勿論、私もここでこの様な文章を書いているのにはそれなりに目的があって、それはつまりご乗船いただいた皆様釣りを楽しんでもらう事。全然ダメだった・・・と、うなだれてお客様を返していたら二度とご乗船いただけないので、魚を釣って、笑顔で帰ってもらう事に必死なわけです。そしてここでお奨めルアーを少し紹介する事で、皆様に乗船前に少しでも楽しんで準備をしてもらって、実際にご乗船いただいた際に良い釣りをしてもらって、再乗船してもらおうと考えております。
話を戻して、ルアーチョイスもアングラー側のアプローチの一つですが、私はアプローチが良ければある特定の「THE LURE」でなくても魚は釣れると信じています。もちろん、魚のサイズやベイトにある程度合わせたルアーチョイスは大切ですが、世の中には似たようなルアーが腐るほど出回っておりますので、ある程度の性能が同じならばルアーはどれでも大丈夫だと私は考えております。
アプローチが良ければ何でも釣れると言ってきかないてきと丸の船頭ですが、だったらルアーなんて何でも良いのでは?と思うでしょう。ある程度はその通りだと思います。私が特に初心者にルアーをお勧めする際に一番気にしているのが、状況特化型ではない事。
つまり、ある特定の条件時だけに効くルアーと言うのが実は非常に多いのです。何でも良いルアーの範疇から外れたルアーを投げても魚は釣れません。ベテランが状況に応じて貴重な1本を釣る際に、その様な条件特化型のルアーは重宝しますが、初心者が数に限りのあるタックルボックスに忍ばせるルアーとしては良いチョイスとは言えません。私が考える優秀なルアーとは、ある程度様々な条件下において活躍できるルアー。勿論、ユーザーのスキル次第な部分は大いにありますが、ある程度様々な状況で使えるルアーというのはこれから腕を磨いていく際にも良いお供になってくれますし、少ないルアーチョイスの中で日々違う状況となってしまう釣りに対応するには、まずはバーサタイルな物を初心者にはお勧めします。
逆にお勧めしないルアーとして、世の中に多いパクリルアー。私が一番嫌いなタイプがこれです。既に世の中に出回っているルアーをほぼそのままコピーして、流行のカラーリングを施し、少しサイズダウン、若しくは細身にして発売すれば売れると考えているメーカーの多いこと多いこと。勿論、実際にそれで売れるのでしょう。そして流行の名人が映像で実際に魚を釣って見せ、あれこれ御託を並べる・・・。ルアーメーカー勝利の方程式なのかな?苦笑
日本のシーバスルアーの元祖はラパラのCD9、ボーマーのロングA、レーベルのミノー、そしてコットンコーデルのレッドフィンだったり・・・。そういった海外製のルアーの足らないところ、特に飛距離や日本人好みのカラーリングをどうにかしようと、各メーカーがシーバスルアーを開発しました。特にラパラのCDシリーズは実績も申し分なく、飛距離を必要としない状況(ボートゲームも含む)に於いては改良点があまり見当たらない程。老舗の各メーカーが参考にしたのは紛れも無い事実だと思います。参考にして新しい改良ルアーを作り出すことと、パクリとの境界線というのは本来ならルアー開発者の心の中にしか見えない物なのかも知れませんが、1ユーザーとして、これは酷いな・・・と思う物が多すぎるのも事実です。
今まであった既に優秀なルアーに様々な改良が施され、巷には素晴らしいシーバスルアーが溢れています。その内の一部は、ルアーメーカーの真剣さが伝わってくる優秀なルアー。そしてまた別の一部は、そう言った真剣なルアーメーカーの後追い的なビジネスに真剣なルアー。私は似たような実力ならば後者は選ばないので以下にお勧めするルアーはてきと丸船長の偏見に大いに左右されたルアー達ですのでご了承下さい。因みに私はルアーメーカー等、一切のしがらみが無い、普通に釣具屋でルアーを買う一般ユーザーです。(こんな記事ばかり書いているからスポンサーもつかない・・・笑)
前置きはこれ位にして本題です。(前置きの方が本題より長いとの噂も・・・)
まず、湾内攻略で基本となるルアーとして、シンキングミノーとジグの2種があります。腕のあるお客様ならこの2種を上手く使いこなせばこれだけでもある程度は攻略可能かも知れません。しかしあると便利なのが中層を探りやすいバイブやスピンテール。
今まであまり具体的に名前を出さずにこんな感じのルアーという風に色々お勧めしてきましたが、今回は初心者の方が実際に釣具屋に行って何を買ってくればよいのかわからない場合に参考になれば・・・と具体名を出して紹介します。
ミノーのお勧めは、上にも名前の挙がったラパラのCD9とCD11。これがあればおよそ釣りが成立します。特にお勧めはCD11ですが、CD9の方が入手しやすければそれで構いません。お勧めカラーはSilverと呼ばれる背中が黒の如何にも小学生が想像する魚っぽいやつです。昼でも夜でもこれで釣れちゃいます。夜は白系があれば尚良いのですが、Silverがあればとりあえずは大丈夫です。日本製のルアーに比べてお粗末な姿をしていますが安心してください。魚は人間ほど目が良くないので見た目の悪さは大丈夫です。逆に動きの良さと悪さは我々人間にはわからないレベルで驚くほど敏感に感じ取っているようですが、このラパラに関しては実績十分で今でも多くの方に支持されていますし、特にベテランの方程その実力を認めているルアーですので安心してお使い下さい。
国産ミノーのお勧めはDuelのAile Magnet S 若しくはAile Magnet Neo Sの9cm。実は海外で非常に高い評価を受けているこのルアー、Capt. Akiも実際に海外でも海水、淡水、汽水と、様々なフィールドで使用し、実績を上げてきました。勿論、シーバスもバリバリ釣れます。というか、シーバス用に作られたルアーなので当然です。お勧めは定番のイワシ系のカラー。飛距離も出るし、ラパラより本物っぽいカラーリングが初心者にも手を出しやすいのでは?強度もそこそこあるのである程度はラフに扱っても大丈夫な所も良いと思います。キッチリとブリブリ泳ぐミノーなので荒れた状況や流れの中でもルアーの動向を把握しやすいので初心者にもお勧めです。
細身(?)のミノーの中でのお勧めは断然ジャクソンアスリート。シンキングの9cm(S9)は港湾部での使用に最適。F14は大型狙いの遠征エリアで実績大!中間地点となるS12も遠征エリアや港湾部でもベイトが比較的大きい時に活躍します。私は個人的には昔からあるタイプの太めの物を好んで使っていますが、細身のAthlete Slimもお客さんがよく使っていて釣れているようです。
もう一つ、ストラク周りや穴撃ちの際に重宝するのがDuelのLive BaitシリーズのReal Minnow。シンキングの9cmが一番のお勧めですが、無ければフローティングや7cmのシンキングでもOK。ナチュラルな波動が・・・云々は私は信じておりませんが、このルアーはとにかく壊れない。特に穴撃ちの際にバンバンぶつけても殆ど壊れません。ぶつけ過ぎて多少泳ぎが不自然になっても軽くアイ等をいじれば復活。魚の反応も良好で、私も穴狙いの際はほぼこのルアーオンリー。非常に残念な事に、生産終了のモデルなので見つけたら買い溜めしておくと良いかもしれません。上州屋グループでたまに安売りされているのでお近くの上州屋を当たってみて下さい。
他にも、ダイワショアラインシャイナー、メガバスVision110、K-TEN Blue Ocean等、優秀なルアーは無数にあります。お好みで色々お試し下さい。
ジグのお勧めは・・・難しいですね。はっきり言ってある程度なんでも釣れちゃいます。丸い棒の様なジグよりはフラットなジグの方が良いと思います。重さは40g前後で良いかと思いますが、水深やベイトのサイズによって20~60gまであると良いですね。ジャクソンのギャロップなんかが安くて良く釣れるので好感度高いですが、それにこだわる必要はありません。他にも安くて釣れるジグは色々あると思います。フックはトレブルよりもシングルのアシストをつけた方がかかりも良く、バレも少ないと思うので、自作するのが面倒な人は売られている物で構いません。色は金系、銀系、ピンクをベースにお好みで。
バイブのお勧めはレンジバイブのES。小さな物よりも80ES、90ES、遠征エリアでは100ESの様な大きめの物が飛距離も出て良いかと思います。しかし、これを穴撃ちに使いぶつけると一発で割れます。安いルアーでは無いのでけっこう痛いです。オープンウォーターでバイブを使うなら迷わずコレで大丈夫だと思いますが、勿論、他にも似たようなバイブは数多くあるので他の物でも大丈夫です。ただし、ラトル入りのモデルは嫌われる事もあるので無難なのはラトル無しのモデルだと思います。カラーはナチュラル系をベースに揃えると良いかと思います。チャートや赤金が効く時もあります。
湾バイブ等の金属製のバイブもギラギラとしたフラッシング効果抜群で飛距離も出て、使いやすいルアーです。カラーはやはりキラキラしたナチュラル系(イワシカラー等)が基本となりますが、日が落ちた後に少し下のレンジを探りたいときには白系のバイブが一つあると便利ですが、これは無くても大丈夫です。
スピンテールもこれもはっきり言ってどれでも釣れるでしょう。軽い物よりも30g以上ある重い物の方が出番は多いかと思います。具体的には湾ベイトの40gやFunky & Pandra Boxのリッチ40gが非常に使いやすいのですが、品薄な様で見つけ辛いですね。湾ベイトの29gや、マリアから35gの物が売られていると思うのでそれでOKです。スピンテールジグの欠点はバラシが多い事。特に水温の高い時期は魚が良く跳ねるのでキャッチ率が大きく下がります。トレブルフックの2つついた他のルアーで釣れるレンジに居る魚は他のルアーに任せた方が良いのでスピンテールは重めの物だけあればOKです。ブレードの出す波動とフラッシングで食わせるルアーだと思うので、ボディーカラーは特にこだわらないで何色でも大丈夫です。
夜間の港湾部で非常に重宝するのがタックルハウスのローリングベイト。25gのサイズがあればおよその状況において通用すると思います。30cm以下のセイゴも釣ってやろう・・・という方は15gも。カラーは白系とナチュラル系の2色あれば十分です。
ワームは・・・初心者の方はとりあえず無くて大丈夫です。私がどうしても一本釣るのに必要と感じたら一つあげますが、あまり出番は無い様な案内を心がけます。
トップウォーターは・・・これも初心者の方は無くて大丈夫です。トップで釣れる状況の時は、他のルアーならもっと釣れる・・・という場合が殆どです。
以上、私の独断と偏見によるお勧めルアーでした。上記のルアーを2個づつ持ってきて下されば、およその状況に対応出来るかと思います。勿論、時期や状況に応じて他にも必要となるルアーがあるかと思いますが、とりあえず何を持っていけば良いのか・・・と、困った際には参考にしてみて下さい。尚、それぞれの時期や状況に応じて必要なルアーが変わりますので、ご予約の際に私に聞いてみて下さい。
皆様、ルアーの買い過ぎにはくれぐれも注意して下さい。極端な事を言えばバーサタイルなルアーが数個あれば腕のあるアングラーなら任意でレンジを変えたりしてどうにかなります。釣れる釣れないの一番の要因は食い気のある魚がそこに居るか居ないかであり、その魚に上手くアプローチできるかです。ある程度やる気があれば、何を投げても釣れちゃいます。逆にやる気が無ければ何を投げても反応しません。ルアーパッケージの販売文句に踊らされ過ぎない様にしましょう。
ルアーを大量に買い込むお金があれば、是非てきと丸に乗って実際に魚を釣ってやって下さい。必要最低限のルアーはいくつか販売用に船に積んでますし、あらかじめご連絡いただければお奨めのルアーを買い足しておきますのでご安心下さい。
繰り返しになりますが、ルアーよりも大切なのはアプローチです。答えは釣具屋にもネット上にもありません。現場で魚がくれるものです。
では、次回のウンチクもお楽しみに。
2011-07-01 » admin

















