出船中止について

2011年 2月 28日 - カテゴリー: お知らせ + てきと丸のウンチク集

楽しみにしていた釣行日。前日に出船確認の電話をすると、船長から中止の宣告・・・。

ショックだと思います。

私も日々、ビジネスとしてではなく、ただ単に一人のアングラーとして出船を楽しみにしているので出れないとなると残念でなりません。その殆どが風による出船中止かと思われます。

残念ながら自然は我々釣り人の予定等関係なく荒れる時は荒れます。

どんなに晴天で、一般的には「良い天候」と言う日でも、風が吹くと海は荒れ、出船中止という事になります。

逆に視界不良にならない程度の雨や雪の場合は、一般的には“悪い天気”であっても釣り的には“低気圧に覆われた釣り日和”という事になります。勿論、雨の中での釣りはちょっと・・・と言う方も居ると思うのでその場合は相談の上で中止という事もありますが、多少の雨や雪が直接の出船中止の原因になる事はあまりありません。

風以外にもう一つ厄介なのが雷。海の上での落雷は危険です。高くそびえる物が何も無い海の上で雷が落ちる場所は・・・あなたの手に握る釣竿です。想像するだけで怖いですね。雷雨予報の場合は出船中止にしますし、夏の夕方等に雷雲が見えた場合は例え入れ食い真っ只中であっても安全と思われる場所に移動するのでご了承下さい。

さて、出船中止の一番の原因となる風。風が吹くと波が出て、船が思ったように進まなくなるばかりでなく、最悪転覆の危険も生じてきます。強風予報での出船中止が一番多いのが現実です。

厄介なのが、出船中止したにも関わらず、陸上では無風、もしくは微風という日が非常に多い事。陸上が微風の時でも、何も遮る物の無い海の上ではけっこうビュービューと風が吹いている事が多いのです。

私も様々な情報源を参考に出船、中止の判断をしますが、参考までに皆様にも判り易いサイトを下に貼り付けておきますので参考にして下さい。

GPV 気象予報

出船、中止の判断は、単純に風が○○メートルの予報だから・・・というのでは無く、近況を考慮して向かう釣り場と風向き、風速等を複合して判断しております。

釣り場からの帰り道が向かい風、釣り場が風表等の条件は悪条件となりますし、10メートル超の風は余程風裏で釣りが成立する場合を除いてほぼアウトです。そして何より考えなくてはならないのが、もし予報が悪い方に外れたら・・・という事。6メートルの風予報で、ギリギリ大丈夫かな・・・と釣り場に向かった結果、帰りに予報が外れて10メートル超の向かい風となってしまった・・・というのでは洒落にならないのです。逆に回復していく予報の場合は多少の波風でも出船する事もあります。

更には何度も乗って頂いているお客様で、このお客様なら多少の波風でも釣りが成立するな・・・と船長が過去の経験で判断すれば、相談の上で出船という事もありますし、逆に初心者や初めてのお客様の場合はギリギリ大丈夫かな・・・と言う場合でも中止にする事もあります。

例えば10メートルの風の中でもびしょ濡れになりながらで良ければ釣り場に行く事は出来ます。余程の事が無い限り船はひっくり返ったりはしません。しかし、10メートルの風の中で安全に釣りが成立するのか・・・と言ったら答えはNO。揺れる船の上で立っているのもままならない状態で釣りどころではありません。無理にバランスを取りながら投げると同船者にルアーが引っかかる等の事故に繋がりかねません。ストラクチャー周りでは安全な距離を保たなければならないので少し離れた場所からの釣りになります。悪条件の上に船のポジションも離れるとなると慣れた方でも厳しい釣りになります。その様な状況が予想される日に出船との判断は出来ません。

近場の風裏ポイントを周る場合にしても、お客様の技術レベル如何によっては釣りにならない場合も多々あります。特にストラクチャー際にタイトにキャスティングする場合、ある程度のキャスト精度は最低限必要な事は勿論、ラインメンディングというルアーだけでなく空中にあるラインの制御技術も求められてきます。簡単に説明すると、風の強さに応じて力強い低弾道でライナー性のキャストをした上に、風によって過剰に出てしまう余分な糸ふけをコントロールしつつ、着水寸前に糸を止めてルアーの重さを利用して糸を真っ直ぐにする・・・。上級者は普通にやってのける事なのですが、簡単な様で難しいです。これを怠るとルアーは良い所に着水したのに糸は障害物に絡まってしまって回収不可能・・・と言う事が頻発します。ルアーが一個1000円だとして一回の釣行で10個無くす(つまりルアーの消耗だけで1万円の痛手)よりは、無理をせずに風の無い日に2度船に乗った方がお得ですね。

余談となりますが、3万円の通常便だとストラク周りの釣り場が殆どとなりますが、一人1000円前後プラスして遠征した方がルアーロストも少なく実はお得だったりします。当船ご利用のお客様の平均値として、ストラク周りでの釣りの場合は平均一人3個前後ルアーロストです。勿論、ルアーの消耗の無い人も居ますし、10個以上ロストする方も居ます。遠征エリアでも良い釣りが期待できる場合に限られますが、実はお得な遠征便。なんたって、遠征エリアでの根掛りの場合、根掛り回収の得意な船長な船長が高確率で回収します。ストラク周りの場合は回収率5割前後・・・。

話がそれましたが、結論から言うと風の強い日は無理をしない方が良い・・・というお話でした。自然相手の釣りなので、中止も釣りの一環で、そんな日は是非とも釣り場に向かったつもりで普段は時間が無いから・・・と出来なかった事、例えば自分のノットの強度テストやリールのオーバーホール等に時間を使って次回に備えて下さい。

2011-02-28  »  admin

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